2010年2月27日土曜日

石原知事、バンクーバー五輪の日本選手の戦い「かわいそう…あれが日本の実力」(産経新聞) - Yahoo!ニュース

慎太郎曰く:
石原知事、バンクーバー五輪の日本選手の戦い「かわいそう…あれが日本の実力」(産経新聞) - Yahoo!ニュース: " 「もうかわいそうで見てられないよ。あれが日本の実力なんだよ」"

いや、昔はそうでもなかった。しかし80年代以降、ノーソン利権集団が手前らへの利益誘導のためにだけ、国民の健康は無視してニッポン人はコメさえ食えばいいと言う政治的な「食育」とやらを始めたから、ニッポン人の身体運動能力は著しく低下してこういうことになった。

戦後のニッポン・システムとは、勤勉な都市労働者の稼ぐお金を、働きがないイナカに政治的に分配するシステムに他ならなかった。イナカの利権を代弁する自民党が頑張ったおかげ。おかげでイナカ住民は驚くほど裕福になったが、都市住民の生活レベルは相変わらず惨めなまま。50年前の生活レベルと現在の生活レベルの比較を都市とイナカでそれぞれやってみると分かる。ニッポンの戦後の経済発展とは、経済発展を生みだした都市住民の稼ぎを、経済成長にただ乗りするイナカに制度的に分配しイナカ住民の生活を豊かにするためのものにすぎなかったのである。

自民党が支配する時代にようやく終わりが告げられ、民主党の天下となったが、国民経済の生産性を無視した「イナカへの分配第一主義」はそのまま(そりゃそうだわな、民主党は、イナカの票を買収することこそ政治権力取得の鍵だと言う「小沢」自民党のコピーにしかすぎないのだから)。働き手が割を食うシステムは逆に加速されたかのように見える。これではニッポンはますます落ち目になるだけ。まるで40年前のペロン時代のアルゼンチンを見ているようだ。

あまりにアホらしいので、おいらは経済について建設的なことを考えるのはもう止める。ニッポンは、いまやもうどうしようもない状態だと感じる。それを前提にして国民一人一人の生活防衛を考えねばならない時代となった。

慎太郎も、本能的にニッポンの運命的な衰退を感知しているから、こういう発言となったのだろう。彼はアホだが、時代の流れを読む動物的感覚には優れているのである。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

批判の意味をこめて、前向きな考えをやめるということと認識しました。屑(日本)でも飛び上がって人間(きちんとした国民国家)になろうと努力し続けることが大事かと。。。

匿名 さんのコメント...

>あまりにアホらしいので、おいらは経済について建設的なことを考えるのはもう止める。

やめないでください!